職場のいじめへの対策・対処方法について。どこに相談すればいい?退職するのはあり?

職場いじめ

職場いじめに悩む人のための職場のいじめへの対策・対処方法についての解説コンテンツです。どこに相談すればいい?退職するのはあり?など。狭い世界で1人で抱え込んで悩んでいてはいけません。1人で解決しようとしてはいけません。

マイ山下

いじめというと学校というイメージがありますが、悲しいことに大人になってもいじめはあります。色々なところでいじめがありますが、職場という環境下でのいじめは複雑な人間関係や上下関係、そして、お給料や出世などが絡んでくるので非常にやっかいです。その上、生活がかかっていますから、そう簡単に逃げられないのです。

そんな職場でのいじめ…どんな人がターゲットになりやすく、そしてどんないじめがあるのでしょうか。その対策や転職の可能性についてご説明します。

職場でのいじめとは

職場でのいじめとひとことで言っても、その種類は実に様々です。どんないじめがあり、そして具体的にどんなことが起こっているのでしょうか。体験談なども交えながらご紹介していきます。

無視される

職場でのいじめには「無視される」というものがあります。なんとも子供じみたいじめですが、精神的にかなりのダメージがあります。会社員のSさんはこんないじめに会いました。

「入社して3年目に配置転換になりました。所属していた部署の主な作業は事務作業でしたので、ひとりで完結させるようなものが多く、書類の作成が終わったら上司に提出して判をもらうというのが流れでした。

最初こそ、歓迎されていたのですが、ある日突然”挨拶しても返事をしてもらえない””飲み会に自分だけ呼んでもらえない”という状況になりました。

ただ、その程度では業務に支障はないので我慢していたら…ある日とうとう私が提出した書類を上司が無視して何日も放置した挙句に廃棄するという事態になりました。

そして、書類ができていないことで他部署からの問い合わせがあり、なぜか私が叱責されるという事態に…。あまりにも理不尽だったので、人事に相談して配置転換という形を取ってもらいました」

匿名希望

単に無視といっても、挨拶をして貰えないというものから仕事そのものを無視されるというものまであるようです。

Sさんのように原因不明で突然無視されるようになり、それがエスカレートするというパターンもあるようです。

パワハラ

パワハラも立派ないじめのひとつです。パワハラとは、power harassmentの略。社会的な地位の強い者が弱いものに対してその地位や力を利用して嫌がらせをすることです。

会社の場合は、上司や先輩が部下や後輩に立場を利用して嫌がらせをすることですね。暴言を吐いたり、給与や査定をちらつかせて叱責すること、退職や転職を申し入れているのに取り合ってもらえない、有休をくれないなどがパワハラにあたります。

他にも、うわさ話を流したり物を捨てたりとパワハラの定義は明確なのですがいじめの定義としてはとても広くなっています。

会社員の場合は、どうしても上下関係が発生するものです。その立場と力を悪用するパワハラはあとを絶ちません。

こんな体験をした方がいらっしゃいます。

「製造業なのですが、ある日、ちょっとしたミスをしてしまいました。もちろんミスは自分の責任ですが、この手のミスはほかの人にもあること…実際に先輩も何日か前に同じようなことをしていました。

ですが、上司は自分のことが気に入らないようでみんなの前で大きな声で”このグズ””用なしだから消えろ””土下座しやがれ”と恫喝を始めました。

そして、とうとう土下座を強要され鞄と一緒に外に放り出されました。その足で労働基準監督署に行き相談をすると”それはパワハラです”と言われ転職を勧められました。」

匿名希望

恫喝した上に土下座を強要するとは、こんなパワハラを域を超えて犯罪レベルの体験ですね。今でもこんなひどい上司が実在しているのです。

セクハラ

セクハラ…もいじめのひとつ、それも性的な要素が加わってくるのでかなり悪質と言えます。セクハラは、sexual harassmentの略で、言葉や行動で性的な嫌がらせをするものです。

相手の同意をえることなく、故意に身体に触れるのはもちろろん、言葉でもセクハラとなる場合があります。そして、セクハラは同僚同士や同性間でも成立します。

例えば、恋人の有無などをしつこく聞くことや子供を産む予定があるかを聞くこと、もっと直球のセクハラであれば性的思考や身体の特徴をネタに話題を持ちかけてくるのもセクハラにあたります。

新入社員のころにセクハラの被害にあった方の体験談をご紹介します。

「新卒で入社し、研修を終えて配置された直後からセクハラが始まりました。その部署は私を含めて10人ほどでしたが、女性は私と50代のベテラン社員さんの2人だけでした。

男性陣からの第一声は”彼氏いるの?”でした。気持ちのいいものではありませんでしたが、新入社員だしと我慢していたらどんどんエスカレートして最後には下着の色やセックスの趣味まで尋ねられるようになりました。

唯一の女性のベテラン社員さんも一緒になって笑っているだけ…人事に相談すると上司から”女はすぐにセクハラだと騒ぐ”と言われてまた笑いものにされました。結局耐え切れずに転職しました。」

匿名希望

聞いているだけで腹が立ってくるようなセクハラですね。言葉だけでもそして同性同士でもセクハラは成立するという認識がない方や、間違えたコミュニケーションとしてセクハラを肯定してしまう人が残念ながらいるのです。

仕事を押し付けられる

職場でのいじめには、絶対にひとりではこなせない量の仕事を押し付けられるといういじめがあります。

こんなが限界まで仕事をしている…という状況ではなく、明らかにいじめのターゲットになっている社員にだけ理不尽なほどの量の仕事が割り当てられるというもの…。

単に、その会社が忙しくてみんなで毎日残響しているような場合は、いじめではなくまた別の問題になります。

この仕事を押し付けられるいじめは精神的にも肉体的にも追い詰められることになり、また、証拠が残りにくいというやっかいなところがあります。

体験談をご紹介しましょう。

「ヘッドハンティングで転職した会社でやっかまれていじめに合いました。いじめの内容は、自分にだけありえない量の仕事が割り当てられるというものでした。

理由は”ヘッドハンティングされるほど優秀ならできるだろ”というもの…。通常なら3人で丸1日かけるような仕事を半日だけで、ひとりでやるように言われ、できなかったら叱責されるというものでした。

そのいじめがどんどんエスカレートして、自分だけ残業で他の社員はみんなで飲み会に行く…ということが普通になりました。

その上、上司に報告するときは、他の社員がその仕事をこなしたことになっているという最悪の状況…。がまんならずに再び転職を決意しました。」

匿名希望

ヘッドハンティングされた優秀な社員へのやっかみが原因のひどいいじめです。もちろんあってはいけないことですが、この手のいじめは決して珍しいことではないのです。

仕事をさせてもらえない

仕事を押し付けられるいじめもありますが、仕事をさせて貰えないいじめもあります。

部署の他の社員は忙しく動いているのに自分だけすることがなく、手伝いを申し出ても断られる。にもかかわらず「仕事をしない」「暇そうでいいね」と嫌味を言われることもあります。精神的に相手を追い詰めるいじめですね。

「事務員として働いていたときのことです。結婚退職が決まったとたんにお局様を中心にしたいじめがはじまりました。そして、退職までの3カ月かんほとんど仕事をさせてもらえませんでした。

コピー機にも触らせてもらえず、お茶を入れようとしたら他の社員から”私がやるから座ってて”と言われていました。

仕事が大変そうなので、手伝いたいといっても”退職するんだから”と謎の理由で断られて…。私は妊娠していたわけではないのですが”退職でよかった。

産休を取られると私たちが大変”などと言われるようになりました。この職場では以前に妊娠を理由に会社で一日中ゲームをしたりPCでDVDを見たりしてヒンシュクを買った方がいたんです。

その方と、私も同じだと思われていたみたいでした。結局退職までずっと無視されて最終日には”一生働かなくていいんだから羨ましい”と嫌みを言われました。すごくつらくて体調不良にまでなりました。」

匿名希望

3カ月もの間、仕事をさせてももらえず嫌みだけ言われるというつらいいじめです。仕事を押し付けられるいじめの真逆のパターンもいじめになるのです。

どういう人がイジメの対象になりやすいの?特徴は?

いろいろないじめのパターンをご紹介してきましたが、どのような人がターゲットになりやすいのでしょうか。

もちろん、職場でのいじめには色々なパターンがありますので、一概には言えませんがターゲットになりやすいケースをいくつかご紹介していきます。

容姿

あまりにも子供じみた話ですが、容姿に優れた方や、容姿に特徴がある方はいじめのターゲットになりやすいといわれています。

どちらにしても、容姿を理由にセクハラや嫌がらせをするのはいじめの対象になりやすいのです。大人なのに…と思ってしまう話しですが、容姿が原因になることもあるのです。

ヘッドハンティングなど

さきほどご紹介した体験談の中にもありましたが、ヘッドハンティングで後から入社した場合に、よそ者扱いされたり仕事を押し付けられたりすることもありあます。

ヘッドハンティングや中途採用はどうしても目立ってしまう上に、すでに人間関係が形成されているところに入っていくわけですから、いじめの対象になりやすいのです。

職場でのイジメの対応

職場でのいじめは、ただの嫌がらせにとどまらないこともあります。子供じみたいじめから被害者を社会的にも精神的にも、時には肉体的にも追い詰めるいじめにはどのように対応すればいいのでしょうか。

ただじっと我慢する…必要はないのです。

仕返ししてもいい?

いじめに合うとつい仕返ししたくなってしまうものです。法に反しない範囲であれば止める権利はありませんが、一時の感情に任せて仕返しをするのはリスキーと言わざるをえません。

仕返しをすることで、より立場が悪くなったり、いじめがエスカレートしたりするかもしれないのです。

上司に相談する

いじめが同僚や直属の上司からの場合は、さらに上の上司に相談するという方法があります。

上司が話が分かる人であれば、対策をしてくれる可能性もありますし、上司に相談せずにいきなり労働基準監督署に入ったり弁護士に相談したりするよりは穏便な方法と言えます。

労働基準監督署に相談する

職場でのいじめはケースによっては違法行為です。そして、違法行為とまではいかなくてもいじめはいけないのです。これは道徳観というようなものではなく、してはいけないこととして対応できます。

そのようなときにあなたの味方になってくれるのが「労働基準監督署」です。労働基準監督署は、いじめに合っている場合など、しっかりと相談にのって対応してくれます。

相談は無料ですから、上司に相談してもダメという場合には労働基準監督署を頼るのは賢明です。

弁護士に相談する

労働基準監督署という手もありますが「どうしても許せない」という場合には弁護士に相談するという方法もあります。

労働関係のトラブルに強い弁護士もいますので、法律のプロに相談してみるというのも方法としてはアリです。

弁護士に相談する場合は、最悪の場合訴状ということになるケースもあります。また、相談料や着手金が掛かるというデメリットがあります。

また、訴状ということになれば会社との関係は悪くなると予測されますので、退職や転職が必要になるかもしれません。

転職してもいいの?

いじめを我慢する必要はありません…ですが、いじめをするような人を変えるのはなかなか難しいものですから、無理してそのような職場に居なくてもいいという考え方もあります。

働きやすい職場を選ぶ権利があるわけですから、いじめをするような会社はとっととやめて、違う職場に移るのはアリです。

いじめが原因で転職する人は少なくありません。

いじめくらいで…と思う人もいらっしゃるかと思いますが、いじめで転職する人はいます。そして、いじめで転職することは恥ずかしいことではありません。

転職エージェントなどに相談して働きやすい新しい職場に転職するのは解決策としては有効です。

転職のプロに相談を仰ぎながら二人三脚で新たな道を開拓するのが最もアナタにとっての転職成功の可能性が高い方法です。

転職エージェントに登録したからと言って、すぐに、絶対に転職しなきゃいけないわけではありません。

経験豊富・知識豊富な専門家と話をすることで社会全体におけるアナタの置かれている状況の異常性を知ることが出来、今のアナタの状況がどうなのかを客観的に知ることが出来きます。

転職への事務的なことなどの疑問もクリアになり、転職へのハードルが凄く下がり、別の道があるのだと思えるようになり、気楽に、そして強気でいられるようにもなれます。

転職をすぐしない場合でも、今の環境に疑問を感じているなら登録しておくべきです。

(引用・参照元)有給休暇を取れないアナタへ。有給休暇を取れるようにする方法。

職場いじめについてまとめ

職場でのいじめには、いろいろの種類とケースがあります。そして、ターゲットになりやすい人がいるのも事実です。

いじめはどういう状況であれ許されるものでありません。上司への相談や労働基準監督署への相談、弁護士や転職エージェントなど色々な方法で解決することができるのです。

じっと我慢せずに、今何ができるかを考えてみましょう。